車とバイクの免許を取りに行った(4)

車とバイクの免許を取りに行った(1)

 

車とバイクの免許を取りに行った(2)

 

車とバイクの免許を取りに行った(3)

 

バイクの実技試験が終わり、次は車の試験。
試験の担当もバイクのときと同じ人でした。

 

実はこの日、通訳の妻以外にももう一人、我が息子”一誠”くんも応援に駆け付けてくれていました。ただこれが災いして、2回目の試験には妻が子連のため通訳不許可に。(バイクの時は特例だった)

 

つまり車の試験には通訳者をつけることができませんでした。

 

っといっても、バイクの試験の時に大体感じをつかんでいたので、さほど怖くありません。
もし試験に落ちた場合にでも、ちょうどいい言い訳もできましたし。

 

試験官が車をチェック、終わったら車に乗り込み GO のサイン。快調に走りだす車。

 

試験官も僕が英語苦手だということを知ってくれていて、右折、左折の合図も手振りつきで指示をしてくれます。めちゃくちゃ親切!しっかり運転に集中できました。

 

 

そして、いよいよハザードチェック(危険予測)

 

これは試験官の「スタート」という合図で見たものを覚え記憶し始め、「ストップ」の合図で車を停車させ、その間に見たこと、あったことを試験官に説明するテスト。僕にとっては英語のテストです。

 

 

おそらく一番の難関

 

 

しかしこの試験官、実はちょーいい人でした。

 

 

試験官「
いいか、よーく注意して聞くんだぞ。
これから”覚えろ”というから、その間にあったことをよく覚えるんだ。
たとえば、前、右、左から車が何台来たのか、人はどうだったか、後方はどうだったかを覚えるんだ。
”ストップ”という合図で停車して、何を見たのか答えるんだ。
これを交差点で5回するからな。
理解できたか?

 

とかなり丁寧に、ゆっくり説明してくれました。

 

これで駄目なら男がすたる。やったるでー!

 

その後しばらく車を走らせ、信号のない交差点手前で1回目の合図。左右から車が来ていたので一旦停止しながら、過ぎていく車の数を数えます。

 

 

「前から1台」

 

「右から2台」

 

「左から・・2台」

 

「お、また右から2・・・3台」
「これで右からは合計5台で・・・」

 

「あ、また左から1台、今度また右から・・・・。」

 

 

 

なかなか交差点を進むことができず、こんどは算数のテストになってきました。

 

ようやく交差点をわたることができ、ここでストップの合図
少し自信がなかったのですが、まぁ答えるしかありません。
(特に合図があった瞬間に横切った車を台数に含むのか微妙)

 

試験官「じゃぁ、何が見えたか言ってみて」

 

シバ兄「前から車が1台」

 

試験官「YES!

 

シバ兄「左から4台」

 

試験官「YES!

 

シバ兄「右から8台」

 

試験官「YES!

 

いちいち元気に相槌まで打ってくれます。めちゃ感動。

 

 

試験官「じゃぁ人は何人いた?」

 

 

 

 

シバ兄「・・・・?(あっ見てなかった)」

 

 

 

 

その時、バックミラーを見ると左に消えていく人影がチラリ

 

 

シバ兄 「左からひとり・・・・?」

 

 

試験官 「左?

 

 

シバ兄 「・・・?あっ右、右、右!

 

 

試験官 「YES!

 

 

 

 

セーーーーフ!!

 

 

 

ここでコツをつかんだ僕はその後も順当に答えることができ、どうやらハザードチェックもクリアーした模様。やったー。

 

このあと、バイクのときと同じ経路で高速帯の入口まで車を走らせました。妻が何を言っているのか全くわからなくて立ち止まった場所です。

 

っと試験官が突然ここで
さっき、おまえはここでミスをした!」っと強い口調で言いました。

 

シバ兄 「So・・・Sorry・・・・」

 

その後、高速帯を走りながらまた試験官が

 

「さっき、おまえはここで標識以上のスピードで走った!」っと言いました。

 

思わず・・・
シバ兄 「いや、ここは標識通りの55km/hで走り・・・・・」

 

試験官 「NO!

 

うわっごめんなさい。(´TωT`)

 

 

やっぱり怖いです。

 

・・・・。

 

 

 

しかし今度は慎重に運転をしたので我ながらパーフェクトだったんじゃないかと思います。

 

そしてバイクの試験でUターンした場所を過ぎさらに数分間ほど奥まで進みそこでUターンしました。

 

 

あぁ・・・・。こりゃバイクの試験は落ちたな・・・・・と思いました。

 

つまり、バイクの時は途中で”これ以上の採点は必要なし=失格”になったからUターンしたのだと理解しました。

 

そこから試験会場に戻る間、試験官は手持ちの紙に何かを書いているようでした。あぁ、きっと次の試験の申込書類か何かを作っているのかなと思いました。
まぁ車のテストのほうは手ごたえがあったので、次はバイクだけかなーと思いました。

 

帰りに交通ルールについて試験官からいくつか質問がありました。「信号の黄色はどういう意味だ?」「Stopです」「Good」みたいな。

 

 

っで

 

試験会場に戻ってきて、試験官が一言。

 

 

 

 

 

試験官 「Very Good. 合格だ

 

 

シバ兄 「え・・・・・?どっちが・・・・・?」

 

 

試験官 「両方だ

 

 

シバ兄 「まじーーーー!?

 

 

試験官 「おめでとう」

 

 

シバ兄 「ぐぉお!本当にありがとー!!」

 

 

試験官 「じゃぁ、これでテストは終わり。これ仮の免許証ね。本物は後日郵便で発送されるから。もう帰っていいよ。じゃ?ね」と去っていく後ろ姿に、男の背中を見ました。

 

 

っというわけで、ふたを開けてみれば、筆記も実技も一発クリアー!

 

 

まぁ、ヒーローインタビューと言いますか、、、、

 

まぁ僕的に結論を言いますとですねぇ、最初から「英語できません!」オーラをむんむんさせていたからの勝利だったかもしれませんねぇ。

 

あとどんな試験官にあたるかも大きな要素かな。

 

また、よくよく考えるとバイクの試験にはハザードチェックなかったですね。そりゃイヤホンは付けましたが、マイクは無かったですからね。

 

わっはっは。

 

いやーそれにしても、無事受かってよかった。よかった。

 

 

 

 

めでたし。めでたし。

 

 

 

 

っじゃない!

 

 

 

 

日本の免許証 紛失

 

 

 

っま、有効期限も来年2月までだったし、何とかぎりぎり最後までは役に立ってくれたのでOKとする。

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3 thoughts on “車とバイクの免許を取りに行った(4)

  1. はらはらドキドキの免許取得・・おめでとうございます。
    わたしがもう一度、試験を受けたら。。もちろん日本でね、
    確実に落ちると思われます。笑
    異国で取得されたシバ兄さんに拍手!
    ほんと、お疲れ様でした。

     

     え・・日本に帰ったら運転できないの??まさか・・ね。
     帰ってきたら、飲むから。。いらないかぁw

  2. シバ兄さんこんにちは!免許取得おめでとうございます!
    ペーパーも実技も一発OKって凄いですね?。
    免許が無い私でも、すげーなーと思ってしまいますです。

     

    でも日本の免許は残念でしたね・・・。
    お役御免とでも思ったのか。

  3. Enn >

     

    日本の免許証は再交付してもらうつもりですが、免許更新を含め、海外では絶対できないので、日本に一時帰国した時にするしかありません。
    まぁ海外にいたことを証明すれば、ちゃんと失効期間も考慮されるので楽観視していますが・・・。
    まぁ、車移動に関してはEnnさんにすべて送り迎えしてもらえるといことで、ありがとうございます。

     

    うに >

     

    僕でもとれたんですから、うにさんなら絶対取れますって。ブログのネタにもなるのでぜひ!(とハッパをかけてみる)

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