車とバイクの免許を取りに行った(1)
車とバイクの免許を取りに行った(2)
最近連載ものが多いですが・・・・。
前回の1、2の記事でペーパーテストの合格をお伝えしましたが、今日は車とバイクの実技試験を受けてきましたよ!
もちろん試験官が都合よく日本語を話せるはずがありません。試験中は「右、左」という単純な指示から、運転中に見たものを試験官に説明するといった科目(危険予測)もあります。
つまり、
ここでまたも英語の壁が立ちはだかるわけですが・・・・・・。
ぐふふふ
私は合格のためなら手段を選ばない男です。
今回はなんと、強力な助っ人として妻を召喚!
試験途中、通訳者として同席できるよう、予約段階で申し込んでいたのでした!
(ブログのネタになるからとか、、、たぶんそういう、やもえない事情も(以下略))
選んだ試験会場は オークランドCityから北へ40kmほどいったOrewaというエリア。そこで妻と待ち合わせました。10分前に到着後、会場で受験の手続きをします。
試験開始時間になり、試験の担当官が来ました。
担当官が僕に話しかけようとしたまさにその時、変な男が横から会話に割って入ってきました。何やらすごい剣幕で話している感じですが、推測するに、前の試験に落ちた人がなにやら抗議しているみたいです。
おぃおぃ、やめてくれよ?。その?オレの試験前に担当官の機嫌を損ねるようなことはよぉ・・・・。
すでに緊張度 60%
●●● ピコココッ
事態はなんとか収まったようで、、、、ここであらためて通訳者の妻を紹介。
担当官「通訳者?試験を予約するときにそう言ったのか?」
妻 「そういう形で予約したはずですが・・・・?」
担当官「・・・・・」
っというやりとり、担当官もしぶしぶ許可したようなこの雰囲気に
緊張度 80%
●●●● ピコッ
っが「試験は簡単な英語しか使わないから、通訳は要らない。混乱するだけだ。」と言われ、とりあえず英語で受けることになりました。そして開始時刻を少しすぎて試験官が準備に取り掛かります。
僕もその間に預けれる荷物は妻に預けておこうと、手荷物を確認していた時、気が付いてしまったんです。
日本の免許証が手元に無いことに
担当官も僕のあわてた様子を見て少し待ってくれていましたが「後で探せ」と言われて、やもえず試験開始・・・。
緊張度 120%
●●●●● | ★ ピコココココッ ビーーーーーーー !!
うぅ、おなかいたい
試験は「バイク試験」「車試験」の順で進められる予定になっていました。
まずバイクのテストについて、試験官から簡単な説明を受けます。担当官は妻の運転する車で後ろからついて行く。そしてトランシーバーから指示を送るということ。
そこでまず手渡されたのが、小型のトランシーバーとイヤホン。トランシーバーは首からつるせるようになっていて、イヤホンはヘルメットをかぶっても外れにくい構造をしています。すかさず装着。うん悪くない感じ。
次に試験に使うバイクのチェック。
ここニュージーランドでは、試験に使うバイクや車を、自分で用意しなくてはいけません。もしブレーキランプの球が一つでも切れていたら試験は即中止になります。
バイクの状態は朝にチェック済みだったのでここは無事にパスしました。
担当官が試験の開始を告げ、準備をするように言います。っが緊張のため手が恐ろしく不器用になっていて、ヘルメットの紐がうまく結べません。
担当官がイライラしているのが伝わってきます。
早くしろ!と急かされます。
装着しようとした革手袋を落とします。
鼻息でヘルメットのシールドがくもって前が見えなくなっていきます。
エンジンスタートスイッチと間違えて、ホーンを鳴らしてしまいます。
orz たぶんもうだめです。
えぇ、次の試験を予約している自分が目に浮かんできます。っが、とりあえず今日を乗り越えるしかありません。お父ちゃんはがんばります。勇気を持って、妻の車の前までバイクを移動させます。
っと早速前進の合図。
緊張をできるだけ悟られないよう、それでいて軽やかに制限時速までスピードを上て、さらに左右をしっかり確認していることとかアピールしたりとか、無駄に脳みそフル回転させながら進みます。
そうこうするうちに、1つ目の交差点(ラウンドバウト)に差し掛かりました。
その時、耳元のイヤホンが・・・・。
「ピッ &%#;@¥ !!!」
っとボリューム大で鳴りました。
間違いなく何かの指示ですがハッキリ言って、ノイズだけで何を言ってるか全然わかりません!!
緊張度 MAX & 大混乱
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ヽ(~▽、~ )ノ
とりあえず、交通違反だけはしないようそのまま直進。そしたらまたイヤホンから
「ピッ #$@%^\#:* !!!」
っとなんとなく止まれと言っています。てか止まりたい。
バイクを道端に止め担当官にイヤホンの不調を訴えます。
「ボリュームが大きすぎて、全く聞こえません」
とりあえず声のトーンを落として話してもらえれば、少しは聞けるようになったので、そのまま試験続行ということになりました。
その後は「Left (左)」、「Right(右)」という単調な指示を受け、バイクを進めていきました。担当官もちょっと配慮してくださって、指示を早めに出してくれたりしました。幸い緊張もだいぶ無くなってきました。
しばらくすると目の前に大通りが見えてきました。「左折」の標識がたっていたので左折しかできない場所です。ここでいきなりイヤホンから大音響で妻の声が聞こえてきました。
「ピッ &%#;@¥^=$%&!’(¥?:# !!!」
何事!?
おどろいて交差点手前で止まっているとなおも大音響で何かを指示してきます。っがやはり聞き取れません。訳も分からずその場で止まっていると担当官の声で「Left!Left!」と聞こえてきました。(後で妻に聞くと、あれは「標識に従って進め」と言っていたらしい)
不安を残したまま、左に曲がるとそこは高速帯でした。スピード制限70kmの道路で交差点はほとんどありません。とりあえずスピードにさえ気を付けていれば大丈夫という場面です。ただし、割とアップダウンとカーブのある高速帯でした。
スピードコントロールには自信があったので制限速度を±2kmに合わせるという気合いの入ったライディングをしていましたが、ふと気付くと、妻の車との車間がかなり空いていました。そう、バイクのほうが加速性能がいいため、制限速度通りに走ってもバイクのほうが車より早く走れるのです。
またイヤホンから
「ピッ &%#;@¥ !!!」と聞こえてきました。なんとなくスローダウンと言っている気がしたので、少しスピードを緩めました。
しばらく行くと「Right」の指示があったので交差点を右に曲がりました。そこは入ってすぐのところに駐車スペースのある道路でした。ここでまた妻の声がイヤホンから聞こえてきましたが、これも全く意味が分からず、やむを得ずバイクを止めて事情を説明しました。
とりあえず事情は分かってもらえたようでしたが今、来た道をUターンして戻れということでした。
その後は帰り道をたんたんと案内された感じだけで、そのまま会場に戻ってきました。バイクを止めた僕に試験官が言いました。
「Good、じゃぁ次の車の試験が始まるまで会場で座って待つように」
試験結果については教えてくれませんでしたが”Good”?これって合格ってこと?もしかして受かっちゃった? O(≧▽≦)O ワーイ♪
しかしこのあと、妻も車を降りてきて、妻視点からの試験の様子を教えてくれました。
「あれからも指示間違えてたで」
「高速帯の手前で止まっているとき、担当官がLeft!Left!と叫んでいたよ」
「高速帯のカーブで「スピード出しすぎ」みたいなこと言ってたよ」などなど
(´・ω・`) だめやん。だめやん・・。
(´TωT`) やばすぎやん・・・・。
大きな不安を抱えたまま、
次には車の試験がまっているのでした。
車の試験はいったいどうだったのでしょうか?バイクの免許をGETできたのでしょうか?
つづく (`・ω・´)